半分白目日記

思った、ことを、書いて、いきます。

154話。死を悲しむことのなにがいけないのだろう。残り2話

最終週「幸せになりたい!」木曜日

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鬱状態になる鈴愛

ユーコの訃報を受けてからの鈴愛は鬱状態に。

顔を半分覆って「君がいなくなって、世界は半分になった」と窓の外を見つめ、岐阜に帰ります。春休みなので花野も一緒です。そして花野の世話は里子に丸投げです。鬱状態がひどすぎて子どもの世話もできない状態なんですね。

親友(ということにしておきましょう)が亡くなって悲しいのは当然です。だけど、これまでの鈴愛の言動からして同じ人と思えないんですよ。元旦那に別れ話をされて咄嗟に「しんでくれ」と言い放ったり、祖父仙吉の死をカブトムシに例えたり。和子が亡くなるときも「男は泣くけど私は泣かん」と言っていた人物ですよ。和子に至っては小さい頃から何かと世話になっていた人なのに、まったくと言っていいほど悲しみは見られませんでした。

岐阜ではずっと部屋の片隅で膝を抱えてろくに食事もせず、草太がよかれと思って招いた菜生とブッチャーを前にして大粒の涙。ブッチャーのリーゼントがマシマシで大きくなっていたのは彼なりのやさしさだったんでしょう。出落ちで笑わせようとしたんだろうな、ブッチャー。

思い出のティラミス

晴はかつて上京したときにユーコとボクテがくれたお食事券のことを思い出していました。

鈴愛が「仕事」と偽って正人とデートに行き、律が付き合ったイタリアンレストランでしたっけね。そこで食べたティラミス、美味しかった、と。晴にとっては唯一のユーコの思い出なんでしょうけど、宇太郎からしたらかなり分かりづらいですよね。ほとんど自分しか知りえない情報を相手がわかっている前提で話す人っていますよね。ところで晴の体調はその後どうなんでしょうね。当たり前のように家事をして鈴愛に尽くしてますけども。

花野のいじめ問題や転校のことも聞いていないんだろうな。鈴愛があんな状態ですから、話せるわけないですよね。

ずっと待ってたんス

東京では津曲と律がそよ風ファンの部品について打ち合わせをしていました。届いた部品では、扇風機のスイッチ部分がどうしても飛び出てしまう。しかし、ボタンを飛び出させずにフラットにするのは鈴愛がこだわっていたところらしいです。なにそれ、初耳。細部に宿る神をないがしろにするから、こういうエピソードもまったく生きてこないんですよ。どうでもいいじゃないボタンなんて。飛び出ていたほうが暗闇でもわかるからそれでいいよもう。

鈴愛はあんな状態だから、決められないよねと津曲。

律は「あいつを待つ。俺はもう40年あいつを待っていたことに気付いたん」と鈴愛を全面支持。待ち体質ねー。幼いころから笛でピーピー呼びつけられたから、そういう性格になっちゃったんだね。というか語尾、「です」で良くない? 「~っス」て柄じゃないでしょう。

貴美香は免許を返納すべき

体育座りから脱却し、弥一のところへ出かけた鈴愛。ドクター貴美香も同席です。

弥一が開催している写真教室で撮った写真を肴にシャンパンを傾けます。鈴愛は手をつけてませんでしたけども。とにかく人物にお酒を飲ませたがる朝ドラです。

貴美香が撮ったのは愛車である赤いスポーツカーの写真。もう3回くらいぶつけていて修理費がかさんでいるようです。以前の記事で計算したのですが、貴美香の年齢は76歳。75歳以上の免許更新には認知機能検査と高齢者講習が追加されます。3回くらいぶつけてるって、相当やばいんじゃないかな…。犠牲者が出る前に、免許返納を本気で考えたほうがいいレベルだと思います。自己申告が「3回くらい」なので、もしかしたら4回、5回は事故を起こしていてもおかしくありません。弥一もへらへら笑ってる場合じゃないですよね。

弥一に対して「おじさんはえらいね」とやたら上から目線の鈴愛。いつまでも子供っぽい言動が許されると思うなよ。しかし、このドラマでは鈴愛はどこまでも許されます。周りも「弥一おじさんは」「貴美香先生は」と幼児を相手しているみたいに自分のことを言いますし。

「愛する人をなくした悲しみはいつまでも消えないけど、いつもここにおる」という弥一の言葉に、鈴愛は仙台に行くことを決意します。「会いに行ってこようかな。しんじゃったユーコに」て、個人的にはここが今回一番の白目でした。人がなくなったことをあらためて言葉にする重みってあると思うんです。なるべく言葉に出したくない部分じゃないのかな。こうやっていちいち引っかかってるのもきっと作者の思うつぼなんでしょうけど。

そういえば弥一の口から「翼が写真で入賞した」という新情報が語られました。連絡取ってるんですねー。ブロードビーン。

あっさり仙台へ

仙台といえば「杜の都」のイメージなのでしょうか。青々とした街路樹が生い茂る道を抜け、仙台入りした鈴愛。

花野が春休みなのでまだ4月の初めですよね。東北ではまだまだ寒い時期です。こんなに深緑がまぶしいなんて。あっさり仙台に行けるのも違和感です。同じ地球の日本であれば、東北新幹線が震災後に仙台まで運転再開されたのは2011年4月25日です。福島までは4月12日に再開されていますが、それだと春休みは終わってしまいますね。一体いつの話なんでしょうか。

ユーコの家で、遺骨に手を合わせる鈴愛。ユーコの夫である浅葱洋二に「ユーコ…抱いていいですか?」と聞いて遺骨を抱きしめます。抱いていいですか、ってさぁ。オフコースのあの歌詞でしょうか? 洋二役を演じる山中崇さんの演技は素晴らしいです。前話の電話のときといい、どうしようもない悲しみが伝わってきます。

ユーコの息子、クウちゃんの姿は見当たりませんでした。もう中学生くらいですかね? 全然登場しないからわかりません。

ねぇ、これ東日本大震災をねじ込む必要ありました? 視聴者をなめるにもほどがあると思うんですけど。震災は入れずに、ユーコは不慮の事故でなくなる設定で十分だったのでは。「死を忌み嫌うものにはしたくなかった」と前に作者が語っていましたし、貴美香も似たようなことを言っていましたが、人がなくなれば悲しいのは当たり前のことですよ。それが人間ってものでしょう。

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