半分白目日記

思った、ことを、書いて、いきます。

1話から6話。初の「ふぎょぎょ」確認。晴に少々白目要素があるが面白さもある

第1週「生まれたい!」1話から6話まで見た感想

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生まれるまでが長い 

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私が今回の朝ドラを見始めたのは漫画家編の途中あたりからです。巷で「これはひどい」と騒がれ始めた漫画家編の途中くらいからでした。予想以上にツッコミどころが多く驚きました。しかし逆に「最初の頃はよかった」「良作の予感がした」といった感想を見ることも少なくなく、1話から見てみようと思い立った次第です。

第1週「生まれたい!」では、世に生まれ出る前の胎児のころから始まります。これは当時画期的だと話題になっていた気がしますね。胎児のナレーションをあてた永野芽郁さんは監督から「赤ん坊っぽく」と指導があったとか。

「胎児の声を入れるというのは人生で初めての経験だったので結構時間がかかりました。監督からは『赤ん坊っぽく』というオーダーを受けましたが分からなくて結構悩みました」

永野芽郁、胎児のナレーションを担当 「これからは赤ん坊のナレーションもできる」 | 株式会社共同通信社

監督、いくらなんでも無茶振りじゃないですか。赤ん坊は第一喋らないし。かといってずっと「アンマーマー」と喃語でしゃべられて字幕が出ても困りますけど。

しかもこの赤ん坊、なかなか生まれてこないんですよ。2話の後半あたりでやっと生まれてきます。出産という大仕事ですからリアルっちゃリアルなのかもしれないけど、ドラマで20分くらい費やすって相当ですよね。

北川氏は「(胎児のシーンは)ずっと勝田(夏子)プロデューサーに反対されていて、本当は1週間やるつもりだったけど、『お願いだから3日にして』と言われました」と残念がるが、「今までにないことをやることは怖かっただろうなと思います。本当によく具現化してくれて感無量です」と制作陣に感謝した。

永野芽郁、胎児のナレーションを担当 「これからは赤ん坊のナレーションもできる」 | 株式会社共同通信社

本当は1週間生まれてこない予定だったみたいです。3日でも長いのに。最初からエッジ立てすぎ。

今でいうところの鈴愛要素が感じられる晴

鈴愛が生まれる前から赤ちゃんの頃までは、晴がメインのせいかところどころ晴に白目要素が見られました。

「傷が残るのがいやだから帝王切開はしたくない」これはまあわかります。そういう気持ちだってあると思う。

「気をつけとったのに」これは妊娠がわかったときですね。腎臓の持病があるから妊娠には危険が伴うのだそうです。ちなみに鈴愛のナレーションでは「時代的に景気がよくて浮かれてたからツケがまわってきた」と言っていました。そっちのほうがひどい。 

それより一番白目だったのは、鈴愛の名づけですかね。3話で同じ日に出産した和子の見舞いに行った晴は、「きれいな顔(看護士談)」の赤ん坊が「律」と名付けられていたのを見て軽くショックを受けます。弥一と和子の「萩尾写真館」は老舗で、お金持ちで、由緒正しい。その長男が「旋律」の「律」と名付けられていたのがあまりに素敵に見えたと。それまで赤ちゃんの名づけのことをまずすっかり忘れていた晴でしたが、和子には負けられねぇとばかりに闘志を燃やします。ここ、すごく鈴愛(というか脚本家)要素ありますね。

名前に関しては、仙吉が名づけを夢見ていました。三人の息子は廉子が名前を付けてしまったし。犬の名前も付けたかったのに宇太郎が付けてしまった。というか、宇太郎以外に兄弟がいたんですね。他の兄弟が登場したのを見たことがないので一人息子なのかと思ってました。

しかし晴はそのすべてがピンとこない。平凡な名前では「律」に対抗できない、とのらりくらり。悩んでいた朝に開けた窓からチュンチュンしている雀を見て、「スズメ」と思いつく……という顛末。え、珍しいといえば「律」には負けていないと思うけど、とくに「律」に呼応していないんだ、そこはいいんだね、って感じでした。

初笛初ふぎょぎょは第4話

3話の終わりで9歳になった鈴愛。

4話からはブッチャーや律、菜生もいる子ども時代が描かれています。

律はやたら頭がよく、ピアノも上手な神童っぷり。

そんな律を笛で呼び出し、キャベツを渡してピアノの生演奏をねだる鈴愛。律がつくったバランスおもちゃみたいなのを見て「ふぎょぎょ!」と言ってました。「了解いたした」も第3話でしたね。笛といい、口癖といい、鈴愛の原型をここにきて全部つめこんできたって感じがしました。

鈴愛と律は例の超長い糸電話で川越しに会話。ブッチャーが「名前呼び合ってるのって、愛じゃね」とか「おれだったらりっちゃん(律)の声が聞きたい」などとしきりに律に話しかけてきました。そんな好きだったのかよ。

糸電話は最終的には三途の川越しに声を届けるのが目的だと鈴愛。廉子が亡くなって仙吉が寂しがっているからだそうです。そういやそれまで生きていた廉子が「空からしゃべっております」と言い出したのも4話でした。セルフナレ死、これもネットで話題になってましたね。まさかこの廉子さんが終盤までずっと成仏しないとは誰も思いますまい。

個人的には鈴愛が律を呼ぶ笛の出所がずっと気になっていたのですが、それは明かされずに突然登場したんですね。木製の笛、どこで手に入れたんでしょうね。

漫画がうますぎる

つくし食堂に漫画をたくさん置いていてそれを読んでいるからという設定で、「あしたのジョー」の絵をめっちゃ上手く描く鈴愛。こんなに絵がうまい設定だったんですね。漫画家やめてからは岐阜犬くらいしか鈴愛の絵見てなかったから、正直びっくりしました。9歳の子どもがクレヨンでフリーハンドで描くんですよ。真っ白な灰になっちまったジョーの絵を。いやはやびっくり。これなら将来漫画家に、という夢もわかる気がしました。

暴言はあれどもまだ見られる

鈴愛がブッチャーにむかって「デブは足がおそい」と言ったり、晴が和子のことを「かわいい顔して底知れん怖さがある」と陰口を言ったり、ちょいちょい「ん?」と思う台詞もあります。

他にも、生まれる前はへその緒が二重巻きで危ぶまれていたのが出産後わりとすぐに処置されて晴のもとに来たなーとか、貴美香先生が「わたしは子どもがおらん」と突然長々と語りだすなど細かく気になるところもありますが、この時点ではわりと面白いです。

まだ鈴愛たちが子どもなので画面に勢いがあるし、子役の演技も良いです。この時代にこういう子どもいそう、という親近感があります。また、川を渡した糸電話を俯瞰で撮ったところがダイナミックで良かったです。たしかに「これは名作の予感がする」と思ってしまうのも頷けますね。