半分白目日記

思った、ことを、書いて、いきます。

7話から12話。スズメ教の片鱗。弥一の不気味さが光る。片側だけに降る雨←何度も見た

第2週「聞きたい!」7話から12話まで見た感想

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鈴愛を肯定しまくる人々

第1週の終わりで、和子が楡野家に突撃してきました。朝ご飯どきに。7話はそのまま晴と二人で喫茶店に行きモーニングを食べる流れです。朝食どきに母親が席はずして外でモーニング食べるってなんか優雅でいいですよね。和子さんの浮世離れした感じの演出なのでしょうか。律を川に落としたことを晴は平謝り。それは結果なんでもなかったから大丈夫でしたけど、木曽川ですよ。渡し舟も出ているくらいの相当大きな川です。親だったら子供だけで遊ぶのを禁止するレベルじゃないんですかね。

和子は律がぜんそくで身体が弱いこともあり、マグマ大使のように慕ってくれる鈴愛の存在に感謝しているようです。それを言いにわざわざ朝食時に突撃してきたの? なにか裏があると思われても仕方がない不思議っぷりです。

鈴愛を絶賛する流れは留まるところを知らず、ブッチャーに名前をからかわれてゴミの入った一斗缶を投げつけても悪びれません。「当たるとは思わんかった」そうです。じゃあなぜ投げたし。こうした芽を摘んでいかないと、鈴愛はああしたモンスターに育つわけですね。一斗缶は律に当たったものの急所ははずれ、視力などに問題は出ませんでした。和子さんは震えてましたね。本当は鈴愛と遊ぶのをやめさせたいけど怖くて言えないんでしょうね……。

かぐや姫が月に帰ってせいせいした

これも7話ですが、学校のテストで「かぐや姫が月に帰っておじいさんとおばあさんはどう思ったか?」という問題。答えは四択で、

  1. さみしかった
  2. かなしかった
  3. せつなかった
  4. せいせいした

と、先生としては「サービス問題」だったそうです。点数の底上げを狙ったのでしょう。しかし律が選んだのは4番。秀才を鼻にかけて大人を馬鹿にしているのかと先生は立腹。鈴愛は「かぐや姫が近くにいるとおじいさんたちは心配しまくるから、手の届かないくらい遠くにいったら心配がなくなるから律の答えは間違いじゃない」と擁護します。恩を売っていくスタイル。ですが、律が「まぁそんな感じ」と煮え切らない受け答えをしたことに鈴愛が激昂。律につかみかかって授業が中断です。第1週でもブッチャーに掴みかかってワーワーしてたし、学級崩壊因子じゃないですか……。鈴愛の気に入る答えを完璧に律ができるようになるまでは訓練が必要ですね。結果、ビールをかけられても怒らない立派な中年に育ちましたけど。

弥一の不気味さが光る

一斗缶を投げた件で、名前をからかわれたことは言いたくない鈴愛は晴と喧嘩。萩尾家に転がり込みます。

夜だったこともあり、眠り込む鈴愛。むかえに来た晴に眠っている鈴愛を抱き上げて渡す弥一が

「いいね。女の子抱っこするの。フワフワで」

とニヤついていました。

その前には「ここの家の子になりたい」と言われて

「おじさんは大歓迎。鈴愛ちゃん、可愛いし」

とニヤニヤ。いやー、ちょっとこれアウトじゃないですかー? 谷原章介さんだからだいぶマイルドになってるけども! 若干気持ち悪くないですか。子ども全般が可愛い、とかではなく「女の子はフワフワで可愛い」ですからね。そういえば花野にも同じようなこと言ってましたよね。不気味さが光ります。

片耳失聴の描き方 

10話では鈴愛の左耳が完全失聴してしまいます。医師の説明によると、片耳が聴こえない弊害として様々なことが考えられる、と。このときばかりは私も神妙に見入っていたのですが、その後の鈴愛を知っていると「あれ?」と思うことが多すぎる。例えば

  • 遠くから呼ばれてもわからない → 133話での鈴愛、五平餅屋台の注文ばっちり受けてましたけど?
  • 人の気配がわからない → とくにそういう場面が映ったことはないです
  • テレビがついたままお喋りできない → BGMガンガンの大納言で接客してました 

等々、多々。もうちょっと丁寧に描いてもいいんじゃないですかね、こういうの。そうしたら視聴者としても「本当に大変だな……」と感じ入るところがあるのに、大体の場面はご都合演出で、思い出したように「耳が」と言われても、同調できないんですよ。その場面を見てないから。

鈴愛は、このとき一粒の涙も流しませんでした……が、律の前でだけは泣きます。号泣です。これも、大人になってからの鈴愛を先に知ってしまっているので「サイコパスやな」と見てしまう自分。

傘を差すと半分にだけ雨

左耳を失聴してから、傘をさして「左だけ音が聞こえないから、雨が降っていないみたいや」晴「鈴愛の半分は、いつも晴れやね」というやり取り。

このくだり、脚本家自身がインタビューでしきりに言っているのを見てしまって新鮮味がゼロでした。後々、ドラマ名場面集とかに使われる気満々、みたいな気概を感じてしまって……。初めてこのエピソードを聞いたときには素敵な話だとは思ったんですよ。でも人間、何度も何度も同じことを聞かされて毎回同じように感動はできないもんなんですね。

第2週の終わりには鈴愛たちは高校三年生になりました。律が「俺がアイツより一足先に生まれたのは、アイツを守るためかもしれない」と寝言をいってましたけど、ずいぶん調教されちゃったんですね。 先に生まれた人が守るルールなら鈴愛は草太や花野のことも全力で守らなくてはならない、ってことですよね。あと律は翼っていう全力で守らなきゃならない存在を守れなかったこと、知ってるよ。と空から言いたくなってきますね。