半分白目日記

思った、ことを、書いて、いきます。

「半分、青い。」で保護者が子供に配慮せず飲酒するシーンが多いことへの疑問

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最初の疑念は離婚してから

「半分、青い。」では子供の保護者という立場にも関わらず飲酒をするシーンがよく見られます。

最初に疑問を感じたのは鈴愛が涼次と離婚し、娘の花野と二人で故郷へ帰るときのことでした。第18週「帰りたい!」108話、大納言の店長・田辺にお別れの挨拶をする鈴愛と花野。そこで花野は予定として

「ママは景気付けに品川のエキナカでシャンパンと柿の種を買う」

と田辺に話します。離婚にもへこたれない鈴愛のたくましさを表す描写なのでしょうが、冷静に状況を考えると疑念が生じます。

五歳の子供と二人で新幹線に乗るのにアルコールを摂取することについてです。五歳といえばまだ未就学児。保護者が飲酒により酩酊してしまったら、小さな子供に何かあったときにどうやって守るのでしょう。

ただ、このときはあくまで鈴愛は冗談を花野に言って聞かせたのかもしれない、と思っていました。

新幹線で鈴愛がしたこと

次の第19週「泣きたい!」109話、鈴愛と花野は故郷の梟町へ帰ってきました。

新幹線に乗ったときの様子を花野が東京の三オバ・光枝に電話で伝えています。花野の話によると

「カンちゃん新幹線乗った。
 カンちゃんアイス食べて、ママは酔っぱらった。
 シャンパン飲んだ。ビールも。
 いま? いない。ともしび行った。おともだちと飲みに」

とのこと。シャンパンだけではなく、ビールも飲んだと証言。子供の目から見ても「酔っぱらった」状態になったことがうかがえます。

さらに、帰ってきた夜に鈴愛はまたビールを飲みに行っています。常に血液中のアルコール濃度が高い状態ですね。離婚のストレスでしょうか。

実家に花野をおいてお酒を飲みに行ったことに関しては、実家に大人の目がたくさんあり責める気持ちはありません。

しかし、新幹線で子どもと二人のときにシャンパンとビールで酔っぱらうというのはかなりどうなのでしょう。

再上京してから

その後も梟町では花野の世話をほとんどせずにお酒を飲むシーンが多い鈴愛でしたが、また東京へ花野と二人で再上京することになりました。となるとやはり気になるのは、鈴愛の飲酒習慣です。

第23週「信じたい!」133話では、上京してから2年が経過。律と正人も東京に住んでいて鈴愛と再会します。鈴愛は五平餅の屋台をやっており、生ビールも提供。

この回では鈴愛の飲酒習慣について知ることはできませんでしたが、律と正人がやたらとビールを飲む様子がうかがえます。まず再会を祝して缶ビールで乾杯。その後、五平餅の屋台で律が生ビールを注文。しかしこの男性二人に子供はおらず、大人同士で飲酒をしているだけなのでさほど気にはなりません。

134話、鈴愛が花野を連れて律の部屋を訪れます。2年経ち、花野は7歳になりました。小学二年生くらいでしょうか。正人は四人で再会を祝う場としてワインバルを予約します。ん……ワインバル? 低学年の子供が一緒に行っても大丈夫なんでしょうか。

さらに「ワインバルの予約は19時からで、まだ時間があるから」と大人全員が缶ビールを飲み始めます。一体何なんですか。とくに鈴愛、ものすごく酔っぱらったら子供と二人でどうやって帰るつもりなんでしょうか。7歳の娘に介抱させるつもりなの?

結局、そのあと花野の二回転ジャンプで律が怪我をしてワインバルに行くことはありませんでしたが、誰も7歳の子を悪い意味で子ども扱いしていない。保護者としての自覚がなさすぎませんか。

137話では花野が律と正人に預けられていました。花野が眠りこんだあとに男二人で缶ビールを飲む描写がありましたが、それは子供が眠ったあとなのでそこまで問題視はしません。常識の範囲内でお酒を飲むのであれば。

ビールのCMを狙っているのか

やたらとビールを飲むシーンが多いのは、脚本家と出演者が「ビールのコマーシャルをやりたい」という願望があるからという説があります。

楡野宇太郎を演じている滝藤賢一さんと何故ビールのCMで盛り上がっているのかは皆目わかりませんが、その願望は滝藤さんが北川悦吏子氏の誕生日に寄せ書きした文章からうかがうことができます。

▼出演者から北川氏に寄せられたお祝いの言葉

 
 
 
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北川悦吏子さん(@sparrow_rhythm)がシェアした投稿 -

滝藤さんの部分には 

CMバンバン決めて旨いもんいっぱい食べに行きましょう!ウタロウ

と書いてありますね。

そのわりには宇太郎がビールを飲むシーンはほとんどなく、鈴愛や律ばかりが飲んでいる気もしますが。

脚本家自身がビール好きの可能性 

このドラマのお酒に対する認識はどうなっているのか。それを知るヒントとして、脚本家のSNSに目を向けてみることにしました。

北川悦吏子氏の発言を「ビール」で絞り込むと、非常に多くの投稿がヒットします。

なかでもいちばん驚いたのがこれです。

▼2015年5月23日の投稿 

唖然としすぎてどこから考えればいいのか、というほど衝撃的な発言です。

飲酒が許可されている場所?

まず、ヒルズ展望台という場所はビールを飲めるものなのでしょうか。

「今はもう飲めない」は「この場所では今はもう飲むことは禁止されている」と読めます。違う解釈として脚本家自身が「今はもう飲めない体質である」ともとれますが、2017年11月にビールに関する発言があるのでそれは考えにくいです。

▼参考:直近のビールを含む発言

おそらく、六本木ヒルズの展望台でお酒を飲めた頃があったのでしょう。

ビールとじゃがりこはあらかじめ用意して持ち込んだ可能性が高いです。

子供が何歳のときか

このとき、お子さんは何歳だったのでしょう。

2015年に「昔」の話として投稿されているので、この行為があった時点のはっきりとした年齢はわかりません。

子どもはベビーカーに乗るような年齢です。大きくてもせいぜい3歳くらいまででしょうか。体格によっては4歳くらいまでいけますか? おとなしく座っていてくれればいいですが、歩ける年齢なら立ちたくてぐずってしまうかもしれませんよね。

そしてじゃがりこが食べられるとなると2歳くらいからなんでしょうか。けっこう硬いですよね、じゃがりこって。大人が食べても歯ごたえありますよ。それともすぐには食べられないようなもので母親がビールを飲む時間を稼ぐ作戦だったのかもと邪推してしまいます。

お酒を飲むのは何のため

お酒を飲むには目的があるはずです。ただ喉の渇きを潤したいだけなら、お酒では不適当です。リラックスしたいから、でしょうか。それとも楽しい気持ちになるためでしょうか。

保護者が四六時中酒を飲むなとは言いません。

ただ、保育園の帰りにベビーカーを押しながらヒルズの展望台に行きビールを飲む、なぜそれをその時にする必要があるのでしょうか。全く理解ができません。せめて帰宅してからではだめですか。家に無事帰り着いてから子供におやつをあげて、自分も一息つくのではだめでしょうか。

ビールで酔っぱらっているときに、ベビーカーの子供がぐずったらどうしますか。咄嗟に対応できますか。もし、誘拐でもされたら。すぐに走って追いかけられますか。お酒を飲んでいないときよりも、ベビーカーをうまく操れる自信がありますか。

最大の疑問 

当該ツイートを見て感じた一番の疑問は、なぜそれをSNSで発信するのか? ということです。 保護者が保育園帰りにお酒を飲むことは、どう考えても後ろ暗いことです。決してオシャレなことではありません。ですが、北川氏はそのことをヒルズ展望台からの景色とともに発信しています。北川氏にとって、ベビーカーで娘を連れて展望台に上ってビールを飲むことはトレンディなのです。そう感じていなければ不特定多数にむけてわざわざ発信しないはずです。

おそらく、保護者であっても子供に配慮せずにお酒を飲むことは北川氏にとってはごく普通のことなのでしょう。普通ならまだいいほうで、もしかしたら「普通を上回ってちょっとカッコいいこと」と思っている感じさえあります。子どもの存在には縛られない自由な大人ってやつでしょうか。だから鈴愛たちにも子どもがいようとお構いなしに飲酒ばかりさせるのでしょう。自由というより、私の目にはただ無責任な保護者にしか見えませんが。

まとめ

「半分、青い。」で登場人物が子どもの世話をそこそこに飲酒ばかりするのは、脚本家のお酒に対するスタンスが表れていると感じます。

子どもがいようと自由にお酒を飲める大人はカッコイイ、そんなメッセージがこめられているのか、もしくは勝手ににじみ出てしまうのか。ドラマでは人物がやたらとお酒を飲みますが、お酒で失敗している様子は描かれません。酔いつぶれたり、いざというときに動けなかったりして被害が及ぶのは本人だけではありません。子どもを保護する立場であれば、子どもにしわ寄せがいきます。また、お酒を飲んでいない人が迷惑をこうむる場合もあります。

日本はただでさえアルコール依存症に優しい国だと言われています。成人であれば、お酒を簡単に購入できるからです。NHKの連続テレビ小説はそんな日本の公共放送、ほぼ毎日放送されるドラマです。そこでリスクを表さずただ無責任に大人がビールを飲む場面ばかり流すのはどうなんでしょうか。はなはだ疑問を感じます。