半分白目日記

思った、ことを、書いて、いきます。

ユーコが歌う「ユーメイドリーム」は必要なのか(ネタバレ要素あり)

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不必要な歌が多すぎる

個人的に、歌うドラマがあまり好きではありません。

とくに朝ドラは、15分の放送時間のなかで役者に歌わせるのが時間の無駄遣いと感じてしまいます。「半分、青い。」に限らず「まれ」や「ひよっこ」でも歌い出すシーンが苦手でした。「あまちゃん」はドラマの大筋に曲がかかわっていたこともあり、あまり気にならなかったです。

わたしは「半分、青い。」を6月頃から見始めました。それまでの前半部分は見ておらず、後半からしか知りませんが、それでも「半分、青い。」ではやたら歌わせすぎているのが気になります。

仙吉じいさんの弾き語りでドラマ後半がまるまる使われたのには本当に白目でした。また、涼次の弾き語りでは「ロンバケの挿入歌に歌詞が付いたもの」というなんともマニアックな曲を「流行ってた歌だよ」と歌われていたのもなんだかなぁと。

最近では和子さんが「この広い野原いっぱい」を弥一とデュエットしていたのも記憶に新しいですね。原田知世さんの浄化作用がきいたのか、あのシーンはわりと好きでした。さらに最近のだと花野が萩尾家にあがりこんで「ふるさと」を熱唱していましたね。

そして、やたら歌われた曲として一番印象深いのがユーコの「ユーメイドリーム」。

YOU MAY DREAM

YOU MAY DREAM

  • シーナ&ザ・ロケッツ
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

シーナ&ザ・ロケッツの「YOU MAY DREAM」がリリースされたのは1981年。

裕子は不明ですが鈴愛は1971年生まれなので、この曲がヒットしたときは10歳くらいの設定なんですね。裕子は鈴愛よりも年上の設定なんでしたっけ? となると裕子の青春ソングというわけでしょうか。

ユーメイドリームをやたら口ずさんでいた裕子

東京の漫画家編で裕子と鈴愛が共に秋風ハウスに住んでいたとき、裕子はやたらとこの曲を口ずさんでいました。

記憶しているだけで「裕子と鈴愛が徹夜でネームを描いていたとき」と、漫画家をやめる寸前の裕子が自暴自棄になって飲んだくれていたとき。あとは、口ずさむのではなくウォークマンで聴いて踊る設定でもこの曲が流れました。さすがにしつこい、歌いすぎだし、流れすぎでしょうよ、と思っていたら……

 

この先はノベライズ版からのネタバレが含まれていますのでご注意ください。

なんでも歌えばいいってもんじゃない

この先、ネタバレになります。いずれドラマで放送されるとは思いますが、まだノベライズ版にしか書いていない部分です。

ネタバレを知りたくないというかたはご注意ください。

夫の仕事の都合により仙台に引っ越した裕子。小さい頃からの「看護師になりたい」という夢を叶えるために、看護学校に通い始めました。

数年後、晴れて看護師に。勤務先は仙台から通える場所にある病院。窓からは海が見えます。

そして2011年3月。東北大震災が発生します。

裕子は病院で被災し、津波によって命を落とします。

裕子の死が受け入れられないのと、余震の心配もあるからと葬儀には行かなかった鈴愛ですが、後日仙台の裕子の家へと向かいます。

裕子の夫から渡されたのは、携帯電話。裕子の遺物です。

そこには鈴愛へのメッセージが録音されていました。

死を感じさせないような明るい裕子の声。

鈴愛、わたしのぶんまで生きてくれ!

からの、

時間があまったから…

ちょっと…

歌うか

「YOU MAY DREAM」!!!……もう、Xjapanの「紅ダァー!!!」くらいの勢いで言いたい、ユーメイドリーム!!!

そしてユーコのメッセージは、患者さんからのナースコールで呼ばれた、とあっけなく切れました。

ここ、ノベライズを書店で立ち読みしていてのけぞりました。

こんなん歌ってる場合とちゃうやろ。

地震と、これから来る津波。その最中にこんなん携帯電話にむかって吹き込んでるひといます? 

しかも「ナースコールが来たからここまで」って、地震の直後に患者さんの様子見に行かないの? なんで携帯電話にむかって歌ってるの?

こればかりは、完全白目です。放送ではどんなことになるのだろう…。せめて歌うのはやめにしたらどうだろう。

過去の北川ドラマと比較

脚本家の北川悦吏子さんは過去のドラマでも女同士の友情を描いています。

1992年に放送された「素顔のままで」です。

性格も境遇も違いすぎる優美子(安田成美)とカンナ(中森明菜)が友情を育んで親しくなりますが、優美子が出産により命を落とします。

そして優美子が命を落としたことにより、二人の友情は永遠でゆるぎないものとして完結するのです。

裕子と優美子、なんとなく名前が似通っているのもそうですが最後には命を落として感動的なシーンを演出する役割において同一ですね。

誰かが亡くなって悲しいのは当然です。あたりまえの心の動きを「ほら、すごいでしょ。感動的でしょ」と見せられるのにはうんざりですね。

裕子の場合はメッセージだけでは足りないと感じたのか「思い出(刷り込み)の歌」までぶっこんできましたからね。もしや、最後のために今まで何度も歌わせてきたのかもしれない。

……せめて、最後に歌うのだけはやめてくれないかなぁと本気で思います。鈴愛の脳内だけで流れるので十分ですよね。